暮れも押し詰まった12月21日、「みらい館 大明」に行ってきました。

 玄関を入るとパンフレットがところせましと並べられ、掲示板にはサークル募集やイベントの案内がたくさん貼ってありました。(イベント情報はこちら)スタッフの阿部さんに校舎内を案内いただき、一階の教室の前を通り過ぎ、2階への階段を登って行くと、ステキな歌声が聞こえてきました。体育館で「ミュージカル アニー」の全体練習をやっていました。毎年練習場に使っていて、地域の人々にリハーサルを無料公開しているそうです。ある教室をのぞいたら、黒板の上や横に「あいうえお一覧表」が貼ってあり、子を持つ親としてはなつかしい風景でした。廃校前は、一年生の教室だったそうで、そのまま残してありました。

その後、理事長の杉本さんと副館長の荘司さんを交え、お話をお聞きしました。

 平成17年3月廃校になった豊島区立大明小学校は、同年10月から地域有志で構成される「NPO法人いけぶくろ 大明」が管理・運営する「みらい館 大明」に生まれ変わりました。地域のサークルを中心に教室・体育館・校庭等を貸出し、1000以上の団体が登録、活動の拠点としているそうです。また、撮影用に施設を貸出し、結構、全国ネットのメジャーな番組にも使われているようです(施設利用者はこちら)。一般利用者の出入口とは違うので、有名人に出会わすことは残念ながら少ないようです。

 みらい館大明では、子どもの健全育成、若者支援、生涯学習、国際交流の4つを軸に自主講座やお花見会や映画会等のお楽しみ会を開催。そしてそれらは、地域の人々や館の利用者達の協力があってこそ。小学校時代から、「なにかあるとすぐに駆けつけてくる」ご近所の強い絆が、今も続いているのだそうです。

 地域の協力もさることながら、理事長の杉本さんや周りの若いスタッフの方々の前向きなパワーを強く感じました。

「みらい館 大明」ホームページ
みらい館大明01
みらい館大明の成り立ちを語る 杉本理事長

みらい館大明02
「あいうえお一覧表」がある教室